「DXしてみようかな」に、待った!

こんにちは!エイチ・エス写真技術株式会社です!
何となく、「DXってできるものなの?」って思ったことはありませんか?
残念ながら答えは「いいえ」です。

「何となく」で、とりあえず進めるのは危険です。慌てて波に乗ろうとすれば意図していなかった様な結果を招く可能性は高くなるでしょう。
まずはDXのデメリットに焦点を当ててお話ししたいと思います。

① DXのデメリットって何だろう?

何事にも光と影はつきものです。デメリットからDX推進の肝を探ります。
以下に主なデメリットあげてみました。

1. 初期費用、ランニングコストがかかる
2. 全社的な協力が必要となる
3. システムの移行が困難なこともある
4. 短期的に結果が出ない

それでは順番に見ていきましょう。

1. 初期費用、ランニングコストがかかる

DXに取り組むためには、ITツールやシステムの導入・更新が必要です。これには高額な初期費用だけではなく、多くの場合で使用料や保守料といった継続的なランニングコストが発生します。また、DXの効果が出るまでには時間がかかる場合があるため、成果が見えないままに費用だけが先行するという状況も想定する必要があります。

2. 全社的な協力が必要となる

DXは多くの場合部門単位ではなく、組織全体で推進するものです。そのため、各部署や役職者などの協力や合意が必要になります。しかし、DXに対する理解や意識が低い場合や、既存の業務・システムに固執する場合など、協力を得ることが困難なこともあります。
古い組織、大きな組織になる程、DX推進に先立った事前の「根回し」も必要になるかもしれません。

3. システムの移行が困難なこともある

DXでは既存のシステムを最新のものに刷新することが求められます。しかし、現状のシステムから新しいシステムへの移行は容易でないことがほとんど。現状のシステムに依存している業務やデータなどは、移行への時間やコストがかかるだけでなく、移行中に業務停止やデータ損失などのリスクも抱えています。また、直接関連する部署では通常業務とシステム移行に伴う業務を並行して行う必要もあります。

4. 短期的に結果が出ない

DXは一朝一夕に実現できるものではありません。時間とコスト以外にも、組織や文化の変革も必要です。そのため、DXを始めた企業で目に見えた効果が現れるまでには平均で3年~5年程度の期間が必要だともいわれています。この間に経営者や従業員のモチベーションが低下したり、市場環境や競合企業の動向が変わったりする可能性もあります。
DXに限ったことではありませんが、目に見える効果が出ない間も信念を貫き通す意思が必要になるでしょう。

これらの課題はDXに限らず頭の痛い問題ではありますが、決して回避できないものではありません。何をDXの最終目的とするのか、適切な計画を立て、明確な戦略プランを持つことで大きく結果は変わってきます。

② DXの目的は何ですか?


DXを行う理由や目指すべき姿が明確でなければ、先に示したデメリットにばかり焦点が当たってしまいます。しかしDXによる業務変革の先には以下のような効果が期待できるのも事実です。

1. 生産性と業務精度の向上

サービス品質や業務精度の向上、RPAなどのシステム導入による自動化、それによる業務時間の効率化によりコスト削減や労働環境の改善が期待できます。

2. 新たなビジネスにつながる

DXへの取組は単に社内業務の効率化に留まらず、新規事業や市場開拓、新規顧客の獲得、競争力の向上へと繋がる可能性を秘めています。

3. 最新システムへの更新による安全確保

目まぐるしく環境が変わる時代です。最新のシステム・ツールの導入によりセキュリティ環境の向上で運用コストの削減や業務を安定化し安全確保が図れます。

4. BCP対策を充実できる

日本では避けて通れない自然災害に限らず、感染症などの緊急事態への対応もDX技術により進化しています。リモートワークや在宅勤務が可能になるほか、事業の継続性や従業員の安全性確保を向上出来ます。

これらのメリットを目的と定めるのもいいかもしれませんね。
単なる電子化・デジタル化するだけで終わらせず、その先にあるビジネスや社会に変革をもたらすような可能性を見据えれば、DXの目的も見つかるはずです。
そのために顧客や市場のニーズを調査し、自社の強みや目的を明確にすることも重要ではないでしょうか。

③ おわりに

DXによる変化は様々な分野で社会の新たなインフラとなりつつあります。これからその流れはますます加速していくでしょう。
まずはDXの目的を明確にし、その先にあるビジョンを探ってみませんか?
皆様と一緒に新しい時代の基礎作りをDXでお手伝いします。

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