地方創生、これからの鍵は「人」にあり!

北陸新幹線の敦賀延伸を地方創生の契機に

2024年3月に北陸新幹線が延伸して「敦賀駅」が開業し、これによって東京方面から敦賀市へのアクセスが飛躍的に向上しました。
敦賀駅まで延伸した北陸新幹線の、この1年間の利用者は金沢駅開業以降過去最多となって前年より24%増加、敦賀市がまとめた観光客の動向においても観光施設の来場者は前年同期比でおよそ4割増加しているといい、敦賀駅開業効果が得られていると考えられています。

当社の敦賀営業所は福井県敦賀市松原町にある従業員5名の小さな営業所ですが、私たちは北陸新幹線の敦賀延伸を控えた2021年から、今後どうやって敦賀という地方都市を盛り上げていくのかを経営上の課題の一つとして捉え、街づくりプロジェクトである『敦賀をひろげるプロジェクト』に参加して来ました。
印刷物や販促物のデザイン、制作を事業の一つとして行っていることもあり、プロジェクトの中ではPR誌のデザインや印刷などを担当し、イベントの開催やその情報発信の一翼を担って来ました。

「新幹線開通」という地方都市にとってとてつもなく大きなインパクトのある機会が、私たちの成長のきっかけともなり、結果として地域創生にほんのわずかでも貢献できればこんなに嬉しいことは無いと考えています。

  

 

  

※『敦賀をひろげるプロジェクト』において弊社は冊子デザインを担当しました。

 

これからの地方創生

今までに当社で一緒に働いた仲間にもそういう方がいたように、地元で生まれ育った方も魅力的な就職先がないために都市部へ流出してそのまま帰ってこない、という現状も目の当たりにしてきました。
これも、地元に十分な就職機会がないことがひとつ大きな要因だと考えています。
私たちのような小さな企業でも、雇用機会の創出や若者が地元に残りたいと思えるような魅力的な事業を展開していくことで、地域の活性化に貢献できるのではないでしょうか。

さて、前述のプロジェクトとは直接関係はありませんが、令和6年度当初予算で約1,000億円だった地方創生推進交付金が、令和7年度当初予算では約2,000億円に倍増されました。
これは、地方創生事業2.0の推進に向け、地方公共団体の自主性・創意工夫に基づく取り組みを強力に支援するためだそうです。

これまでも地方には様々な補助金が交付されてきましたが、その多くは公共事業などのインフラ整備に重点が置かれてきました。
もちろん、地域にとって建物や交通インフラは不可欠です。
しかし、人口減少社会という現実が立ち塞がるこれからの地域活性化を考えた場合、その鍵は「そこに人がいること」だと考えます。
微力ながら、私たちも敦賀市の活性化に貢献できるよう「敦賀をひろげる」活動を続けていきたいと考えています。

参考記事

【「地域をつなげる力研究会」Vol.17 イベントレポート】福井県敦賀市発!「地方創生2.0」モデルの最前線 ー 持続可能な地域活性の仕組みとは?

FBC福井放送公式サイト 敦賀市の観光施設の来場者数が4割増加 新幹線開業から9か月も利用が好調 鉄道資料館は約9割↑

MRO北陸放送公式サイト 北陸新幹線・敦賀延伸で利用者が24%増「過去最多」に!開業10年で7367万人超が利用

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